何でだろう。
何で、こんなところで一人で泣くしかできないんだろう。
とても綺麗で、優しくて、精一杯の言葉。
それを聴いていると、改めて自分が如何に最低な人間か思い知ってしまって。
世界には、こんなに誰かの心を揺さぶる言葉を紡ぐ人が、歌う人がいるのに、どうして私はこんなに無力で自分勝手なんだろう。
人と話していたって、何だか全てが嘘に見える。
私が最低な人間だって、それを知られたくなくて、必死に嘘をついてる自分。
でも、本当は自分自身が理解しているから、向き合わないといけない。
生きてるから、生きていかなきゃいけない。
全部、私の所為だって言われてる気がする。
そうだとしたら、どうやって謝ったらいいのかな。
もう私は必要ないですか、と聞いてみたい、とか思っても、実行できない。
あの歌のように、真っ直ぐでいられたらいいな。
こんな、ろくでなしの自分を理解しながら、それでも生きていたいとか誰かと関わりたいとか、おこがましい事を願ってしまった自分は、やっぱり醜いんだろうけど。
「あなたの手は優しい人の手だ」と言ってくれたあの人こそ、本当に優しい人間なのだと今なら思う。
否定ばっかされて、嘘だけを覚えた私が、優しいわけがない。
あなたが優しいから、私みたいな人間も優しく見えるだけだって。
だから、二次創作においてキャラに優しさを求めるのかな。
万事屋の家族愛に泣くのかな。
私にはないものだから。
ぶっちゃけた話、寂しいんだと思います。
一人じゃないけど、やっぱり一人だと感じる。
小説書いたり、動画作ったり、チャットしたり……。そういう時は自分の好きなものを隠さないでいいから凄く楽しいけど、ふと我に返って悲しくなる。
心のどこかで、私はまだ「最低じゃない人間だと思いたい」とか甘い事を考えてる。
そんな卑怯な自分が嫌です。
あかん、泣きまくったら頭痛が……。
喋りたい、歌いたい、描きたい、書きたい。
誰かに、私という存在を知ってもらいたい。
どうやったら、優しい人間になれるんだろう。
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