あー、考える度に真っ暗になりそう。
お腹は空くのに、食べたくないや。
周りがみんな敵に見えるっていう状況が、少しだけ解った気がします。
本当に独りぼっちなんだ、私。
昔の絵をうpするというのにちょっと便乗しようと思ったのですが、よくよく考えたら、私中学とか高校は小説ばっか書いていたので、絵なんて殆ど……。
あ、某特撮にハマってた頃は、契.約モ.ンス.ターを擬人化してサイトに載せていたけれど。
なので、四年前にとあるお祭りで書いた小説を晒してみる。
何のジャンルの、何のCPか解った人は……、取り敢えず、結婚し……ごめんなさい、嘘です。
石は投げんといてー、あれ、ちょっと当たっただけでも痛いんだよ(経験済み)。
あなただったんだわ、そう彼女は微笑む。
まどろみの中に居た。
出口のない迷路をただ彷徨うばかりで、それでも不安というものは一つとして存在しなかった。
何かが形成されていくと、何かが代わりに失われていく。
ひとは其れをある言葉で表現していて、絶対の真理だと恐れていた。
この世界に絶対なんてないのだと笑う。
あるとしたら、其れは多分、神様が齎すもの。ひとは呼吸をしなければ生きていけない、ひとは食べなければ生きていけない、ひとは眠らなければいけない、とか。
そんな当たり前を絶対と呼ぶのだわ、けれど私達はひとじゃないから、少しも当て嵌まらないのね。何でもない事のように。
どうでもいい事だけが目の前にあって、歩く事さえも億劫で。
生まれる前というのは、こんな感じなのだろうか。羊水に揺られて、光を待ち焦がれる胎児。
ひとでないものが味わうその感覚。
母との繋がりなんて存在しない。あるのは……自分を造り出した愚か者の記憶。
それは決してあたたかいぬくもりだけを残さなかった。
夢をみているの、今も。
彼女はそれこそ今にも空を飛びそうに、夢現の輪郭を辿っている。
両手を広げたら飛べるだろうか?
ひとではないから、ひとには届かない場所に行ける。でも、鳥にはなれないのね。彼女の言葉はあまりにも優しくて、時折どうしようもなく胸が締め付けられる。
ここにいるの?
どこにいくの?
とても哀しい夢を見たわ。でもとてもしあわせだった。
まるで、ひとのように。
造られたものでも夢を見るのかしら。
それは誰の記憶だった?
誰の願いだった?
ひとのように、誰かを想う?
あたたかい場所に居たの。
とても、あたたかくて、寂しい場所。
誰かの声が聴こえたわ。慈しむように、何度も何度も撫でてくれたの。
多分、ひとはそのぬくもりに触れて、初めて自分とその人を分離できるのでしょう。
それは誰だったの?
彼女は今も、夢をみている。
まるでひとみたいに。
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